2021.03.29 @Akura

とても久しぶりの、心に余裕がもてる日。

"好き"ってなんだろう。先日、今井さんがおっしゃっていた「あなた、ヴィオラ弾くのが好きなんでしょう」発言が頭から離れない。そう問われた時、心から「はい」とは答えられない自分がいる。何故なら、音楽のこと、ヴィオラのことを考えた時、色々な想いがよぎるから。肉親のことを好きだけでは語れないのと似ているかもしれない。好きって、私にとってはとても重い言葉だ。覚悟がいる。こんなに辛い思いをするならばいっそ嫌いになってしまいたい。それでも、どうしても、手放すことができない。だから、"好き"?パートナーからDVを受けても別れられない人のようだな。

好きということばには力がある。だからそれは、暴力的でもある。

2021.03.24 at Sasayama

今井信子先生のレッスン。多分、10年振りくらい。

緊張して、結局直前にうまくいっていたことは出来ず、音程ぐちゃぐちゃになる。

それでも、信子先生開口一番「あなたヴィオラ弾くの好きでしょ、そういう音してる」と。「自分の音を持っていて、それがとても素晴らしい」と褒めてくださった。

大事な言葉の花束をいただいた気持ち。

先生の音色はうつくしい。とんでもないヴィルトゥオーゾなのに、素朴ということばがはまる。私もそんな演奏がしたい。

自分はどう逆立ちしたって自分でしかいられなくて、ただ音楽でいたくて、これが何に繋がっていくのかまるでわからない。

2021.03.23 at HPAC

レーガー 第3番 第1楽章

出だしが決まらない。曲の出だしというのはその曲の全体像が腑に落ちている、手の内に入っているからはじめられるのではないか。

 

朝から涙が止まらなくなる。前日がオフで楽しかったことの反動、また明日のレッスンへの不安?

自分がどんどん不安定になっていく、落ちていくのがとても怖い。ひとりでいるのも怖い。でも不安定な姿を人に晒すのはもっと怖い。恥ずかしい。

 

人からどう見られてもいいから、やりたくないことはしない。自分がだめになる、自責の念にかられるようなことはしない。